まよあん

或るキリスト者の祈り

神さまと僕

神さまは僕に語られる。
「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」

僕は神さまに答える。
「僕には何もありません。僕は何もできません。
僕は人を傷付けるばかりで、人の役にはまったく立たない者です。
それなのにどうして、僕が愛されることがあるでしょうか。
喜んでもらえることがあるでしょうか。」

神さまは語られる。
「恐れてはならない。おののいてはならない。
わたしこそ神であることを知れ。
わたしは全能の主である。
わたしに逆らうあなたは何者か。」

僕はただただこう答えます。
「あなたは全能なる主です。
主権はあなたのものです。
誰があなたに立ち向かえましょうか。
あなたは僕を愛し、喜んでくださいます。
僕の現実の不安がその事実を僕から取り去ろうとします。
僕はあなたを信じます。
あなたの愛を信じます。
あなたこそ、全能の父なる神、主ですから。」